質問・問題
エコーやハウリングなどを解消するにはどうしたらよいですか?
回答・解決方法
リアルタイムの映像音声通話を行う場合、ご利用環境によって音声がエコーやハウリングなどを引き起こすことがしばしば発生します。
例えば、
- 対向拠点がスピーカーホンやそれに近いものを使ってあなたの声を聞いている
- 対向拠点のスピーカーから出た音が、その部屋の壁などから跳ね返り(反響)そのままマイクに入力される
- 対向拠点で反響音を含んだマイクの音声が、対向拠点の音声としてあなたの耳に入る
こうした問題への対策として、AgoraSDK はエコーキャンセラー機能をサポートしています。そのためほとんどの場合、ヘッドセットを着用し、そのヘッドセットがエコーを発生させないように使用することでエコー問題は解決できます。
ちなみに複数名のユーザーが参加しているチャンネルでは、デバイスが正常に動作しない場合、チャンネル内にいるその他のユーザー全員にエコーが聞こえる場合があります。そのため、エコーが聞こえるユーザー側に必ずしも発生原因があるというわけではない、ということにご注意ください。
ステップ 1: セルフチェック
以下の項目を確認してください:
- エコーの発生源を特定してください。チャンネルに参加中のユーザー 1 名ずつミュートしていくことで見つけやすくなります。
- エコーの発生頻度を確認してください。偶発的に発生する場合、CPU の高負荷が原因である可能性があります。CPU が高負荷になると、音声の入出力が不安定になります。なお、CPU 利用率は Agora Analytics の Call Search 機能を使うことで、End-to-End Details 上から確認できます。
- ユーザー全員は物理的に離れた場所におり、お互い近づきすぎていないことを確認してください。
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SDKのバージョンが以下のバージョン以上であることを確認してください:
- Android/iOS: v1.6.0
- Windows/macOS: v1.7.0
- Android/iOS: v1.6.0
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外部音源の利用の有無
- 外部音源を利用している際のエコーキャンセラー機能はサポートしていません。エコーは音源からSDKへのデータ送信の際のデータロスによって発生する可能性があります。
- 外部音源を利用している際のエコーキャンセラー機能はサポートしていません。エコーは音源からSDKへのデータ送信の際のデータロスによって発生する可能性があります。
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Windows ご利用の場合、「このデバイスを聴く」 オプションにチェックが付いていないことを確認してください:
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(サウンドコントロールパネルを開き「録音」タブをクリック。使用するマイクデバイス名を右クリック > プロパティ > 聴く > このデバイスを聴く )
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(サウンドコントロールパネルを開き「録音」タブをクリック。使用するマイクデバイス名を右クリック > プロパティ > 聴く > このデバイスを聴く )
- iOS をご利用の場合、アプリが Audio Session を AVAudioSessionCategoryOptionMixWithOthers に設定しているか確認下さい。その場合、他のアプリがオーディオデバイスを使用した際にエコーが生じる可能性があります。
- 一部の Android や Windows を搭載したデバイスでは、デフォルトでエコーキャンセラー機能をサポートしていますが、その性能次第でエコーが引き続き発生する場合があります。この場合、システムのエコーキャンセラーを無効にし、Agora のエコーキャンセラーを利用いただくことで改善することがあります。
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ヘッドセットを利用する:
- 1 対 1 の通話でエコーが発生する場合、対向のユーザーにヘッドセットを利用するようご依頼ください。
- 3 名以上の通話の場合、1 人ずつ順番にミュートを実施し、エコー発生元のユーザーを特定してください。特定したユーザーに対し、ヘッドセットの着用またはミュートにするようご依頼ください。
- 1 対 1 の通話でエコーが発生する場合、対向のユーザーにヘッドセットを利用するようご依頼ください。
ステップ 2: Zendeskに問合せ
引き続き問題が発生する場合、以下の情報を添えてお問合せ下さい:
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必須情報
- エコーが発生したチャンネル名
- エコーを聞いたユーザーの UID
- エコーを発生させていたユーザーの UID
- もしエコー発生時に録音などしていた場合、その音声データ
- エコーが発生したチャンネル名
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追加情報
- ユーザーがエコーを聞いた時間帯
- チャンネルに再接続しても、問題は引き続き発生するかどうか
- エコーを聞いたユーザーまたはエコーを発生させていたユーザーが (ヘッドセットに切り替える、などして) オーディオルートを変更した後でも、問題は引き続き発生するかどうか
- ユーザーがエコーを聞いた時間帯
ステップ 3: Agora Analytics の Quality of Experience から確認
通話毎の統計情報は Agora Analytics から確認できます。詳しくは Agora Analytics チュートリアルを確認ください。