サービスを開発及び運用している際、Agoraに関連する部分において開発者自身で解決が難しいような技術的な問題や不具合が発生した場合には、弊社テクニカルサポートへの問い合わせを行うことができます。
サポート契約を締結した上で、以下ページよりリクエストを起票することができます。
https://agora-support.vcube.com/hc/ja/requests/new
お問い合わせ時には、お問合せ内容フィールドに記載済みのテンプレートに沿って情報を共有ください。
不具合調査の流れ
Video SDKの利用端末とAgora社SD-RTNとの間のネットワーク通信上で問題や不具合が発生した場合は、両エンドポイントから相手に向かって足取りをたどっていきながら問題や不具合の原因の所在を絞り込む作業を行います。
弊社及びAgora社にてより正確な調査を行うにあたり、利用するファイルの代表的なものとして、以下があります。
- SDKの利用端末上のSDKログ
- SD-RTNを構成するサーバー群のアプリケーション・インフラの動作が記録されている各種ログ、システム監視システムなどのデータ
- ネットワーク通信の状況を可視化したAgora Analytics Call Inspectorや同Usage Insightsが提供する統計データ
- (音声関連における問題の場合) オーディオダンプ
1番目については後述する手順でお客様にて取得いただきます。
2番目についてはAgora社のテクニカルサポートエンジニアがアクセスするため、お客様側での対応は不要です。
3番目についてはお客様の代理で弊社のテクニカルサポートエンジニアがアクセスするためのお願いを個別で行う場合があります。
4番目については、音声関連の不具合の場合には後述の手順でオーディオダンプの提供をお願いする場合もございます。
上述したSDKログとオーディオダンプについて、それぞれ取得手順を記載したFAQ記事を紹介します。
・SDKログ
SDKから出力されたログを確認することで、事象発生時の状態を正確に把握することが可能になります。
Web SDK と Native SDK では、それぞれログ共有の方法が異なります。
取得手順については以下のFAQを参照ください。
・オーディオダンプ
SD-RTN上はセキュリティーポリシーにて映像・音声データをネットワーク側で保存していません。
そのため、音声関連の不具合の際にはこちらを添付していただくことで、実際の聞こえ方も合わせて弊社及びAgora社にて状況を正確に把握することが可能になります。
こちらについても、Web SDK と Native SDK ではそれぞれログ共有の方法が異なります。
取得手順については以下のFAQを参照ください。