質問・問題
In-Call Volume (通話音量) と Media Volume (メディア音量) の違いは何ですか?
回答・解決方法
Android および iOS 端末には用途に応じて 2 種類の Volume Type (音量タイプ) が用意されています。
これらの音量は互いに独立しており、片方の音量レベルを変更した場合、もう片方には影響しません。
通話音量 (In-Call Volume)
音声通話またはビデオ通話専用として用意されている音量です。
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特徴 1: 音量レベルを 0 に設定できません。
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特徴 2: エコーキャンセリングを使用する場合、ハードウェアレベルのアルゴリズムが適用されます。
メディア音量 (Media Volume)
BGM やゲームプレイ中の効果音再生、動画視聴等の際、こちらの Volume Type が使用されます。In-Call Volume より優れた音質が提供されます。
- 特徴 1: 音量レベルは 0 に設定できます。
- 特徴 2: エコーキャンセリングを使用する場合、ソフトウェアレベルのアルゴリズムが必要になります (このため、Agora SDK は Media Volume 向けのエコーキャンセリングアルゴリズムを搭載しています)。
Video/Voice SDK が使用する Volume Type の決定要因について
主に以下項目の設定により決定されます:
- Audio Route (音声の再生経路)
- Channel Profile の設定値 (Communication か Live-broadcasting か)
- User Role の設定値 (Host か Audience か)
- Audio Scenario の設定値 (Video/Voice SDK for Android/iOS をお使いの場合のみ)
Audio Scenario 毎に決定される Volume Type の種類については、下記リンク先のテーブルからご覧いただけます:
※ 注 1: リンク先の情報は v3.5.0.4 以降の Voice/Video SDK に関するものとなります。
※ 注 2: Video SDK for Web をお使いの場合 Communication Profile で参加または Live-broadcasting Profile の Host として参加した場合は In-Call Volume が選択されます。