質問・問題
解析用のオーディオダンプデータはどのように取得すればいいですか。
回答・解決方法
音声トラブルのお問合せによっては、オーディオダンプデータの提出が必要になる場合がございます。
ご利用の SDK に応じて、以下の手順を参考にオーディオダンプを有効化してください。
Web SDK の場合
Google Chrome での操作が前提となります。
本記事に添付の「Dump Data.pdf」を参考にデータを取得してください。
実行後、webrtc_internals_dump.txt 、aecdump および wavなどの複数個のファイルが生成されます。
[例]
・webrtc_internals_dump.txt
・audio_debug.3.aecdump
・audio_debug.input.5.wav
・audio_debug.output.6.wav
(注)上記は一例となり、これ以外のファイルも生成されます。
生成された全てのファイルを弊社までご送付ください。
※zipファイルに圧縮いただくと便利です。
Native プラットフォーム向け SDK の場合
setParameters API で機能を有効化します。
実装例:
agoraKit.setParameters("{\"che.audio.start_debug_recording\":\"all\"}")
※ 注1 : アプリの再ビルドが必要となります。 ※ 注2 : この機能は検証・調査用途のものです。データ取得後は当該 API 呼び出し部分を削除・無効化してください。
ダンプ可能なデータの種類は次のとおりです:
- all... 全てのオーディオダンプデータを出力します
- aec... オーディオエコーキャンセルに関連するダンプデータを出力します
- ns... ノイズサプレッションに関連するダンプファイルを出力します
- aecns, aec と ns に関連するダンプデータを出力します
ダンプデータが生成される場所はプラットフォーム毎に異なります。以下情報をご参考ください:
- Android: /storage/Android/data/<package name>/files/
- iOS: Sandbox /AppData/Documents
- macOS: デスクトップ上。Sandbox が有効な場合、/Users/<username>/Library/Containers/<App Bundle Identifier>/Data/Library/Logs ディレクトリ
- Windows:
- .exe を直接実行した場合、その exe がある同じディレクトリ内
- デバッグモードで実行した場合、実装コードがあるディレクトリ内