質問・問題
Cloud Recordingの一時停止、再開するAPIはありますか?
回答・解決方法
Cloud Recordingの基本的な録画操作APIは、acquire(リソースID取得)、start(開始)、stop(停止)、query(参照)のみとなっており、録画の一時停止、再開を操作するAPIはご用意がございませんが、
maxIdleTimeを利用すると、一時停止、再開の様なシナリオを実現することが可能です。
Cloud Recording RESTful API リファレンス
【maxIdleTimeを利用した一時停止、再開の実現方法(例)】
例えば、あるクラスの授業を録画するシーンで、先生がhost(配信者)、生徒がaudience(視聴者)、授業の間に5分の休憩時間があるとします。
このとき、maxIdleTimeを10分間に設定していれば、休憩時に先生が退室しても、maxIdleTime時間内(この例では10分間)に再入室すれば、録画を継続させることができます。
<録画の開始、休憩、終了時のステップ>
1.Cloud Recordingをacquire(リソースID取得)し、start(開始)する。
(maxIdleTimeを10分に設定している)
2.先生が配信者(host)としてチャンネルに入室(Join)する。
3.生徒が視聴者(audience)としてチャンネルに入室(Join)する。
4.休憩時間となり、先生が退室(Leave)する。
(maxIdleTimeの時間内は録画セッションは継続し、退室中は先生の映像は表示されない)
5.先生が再びチャンネルに入室(Join)する。
(maxIdleTimeの時間内であれば録画セッションは継続し、先生の映像が再び表示される)
6.授業が終了し、先生と生徒が退室(Leave)する。
7.Cloud Recordingをstop(停止)する。
※休憩中の録画映像の表示状態としては、休憩中は、先生が退室しているため、先生の映像は表示されません。ただし、録画映像は休憩時間分続きます。休憩後に再入室すると先生の映像が再度表示されます。
参考:(Cloud Recording Best Practice) Avoid frequent quits of the recording service