v4.17.2
v4.17.2が2023年4月20日にリリースされました。
修正された問題
- getCurrentFrameDataで誤った数値が返ってくる事がある問題を修正。
v4.17.1
v4.17.1が2023年4月19日にリリースされました。
互換性の変更
本バージョンからは、Chrome 107およびそれ以降のバージョンで、ユーザーが現在のタブの共有が可能になりました。
Chrome 107の画面共有に関連する変更(Chromeのドキュメントを参照)に対応するため、createScreenVideoTrackメソッドのconfigパラメータに以下の変更があります。
- screenSourceTypeプロパティを非推奨とします。
本バージョンで新しく追加されたdisplaySurfaceプロパティに置き換えてください。 - 新しいプロパティとして、selfBrowserSurface、surfaceSwitching、systemAudio が追加。
これらのプロパティの詳細については、こちらを参照。
改善点
ビデオトラックの種類に応じたビデオプロファイルの設定の自由度向上
- createCustomVideoTrackを呼び出す際に、width、height、frameRateパラメータに値を渡すことで、解像度とフレームレートを指定できるようになりました。
- スクリーントラックやカスタムビデオトラックを作成した後、LocalVideoTrack.setEncoderConfigurationを使用してビデオプロファイルを動的に調整することができます。macOS Safariの特定のバージョンでの既知の問題についてはこちらを参照。
ビデオプロファイルに関してはこちらを参照。
その他の改善
-
SafariブラウザでcreateMicrophoneAudioTrackやcreateMicrophoneAndCameraTracksを使用してトラックを作成する際の時間が短縮。
-
ローカルに2つのAgoraRTCClientオブジェクトを作成する場合、1つのAgoraRTCClientから別のAgoraRTCClientへの特定のコールバックをブロックする機能を追加。(※)
例えば、スクリーントラックのpublishにクライアントAを、カメラトラックのpublishにクライアントBを使用している場合、この機能を有効にしてコールバックをブロックすると、クライアントAとBは、互いに以下のコールバックを受信しません。-
AgoraRTCClient.on("user-published")
-
AgoraRTCClient.on("user-joined")
-
AgoraRTCClient.on("user-unpublished")
-
AgoraRTCClient.on("user-left")
-
AgoraRTCClient.on("published-user-list")
-
AgoraRTCClient.on("user-info-update")
-
(※) 利用をご希望の場合、お問い合わせください。
APIの変更
追加
- creenVideoTrackInitConfig インターフェースの
displaySurface
,selfBrowserSurface
,surfaceSwitching
,systemAudio
- createCustomVideoTrack メソッドの
width
,height
,frameRate
LocalVideoTrack.setEncoderConfiguration
削除
- ILocalVideoTrack.setBeautyEffect
v4.17.0
v4.17.0が2023年3月22日にリリースされました。
新機能
1.ローカルビデオストリームにおけるカメラの動的な切り替え
改善点
- SDKは再接続時に切断前の最後のビデオフレームを表示するようにデフォルト設定されるようになり、再接続時のブラックスクリーンを防止するよう改善。なお、Safariでは利用できません。
その他の改善
- AnalyticsにおけるSDK関連の品質指標の精度が向上。
- チャンネルに参加するのに必要な時間が短縮。なお、Firefoxでは利用できません。
APIの変更
追加
- ILocalVideoTrack.replaceTrack
削除
- ILocalVideoTrack.setBeautyEffect
補足
Web SDKバージョン4.16.xまではBeauty effect機能をご利用いただくこと可能ですので、引き続き ILocalVideoTrack.setBeautyEffect をご利用されるようでしたら、4.17.x以降へのバージョンアップデートはお控えいただきますようよろしくお願いいたします。
代替案として、Web SDKバージョン4.17.x以降では Beauty effect extention機能がご利用いただけます。
修正された問題
- iOS 14.7以降のSafariで、複数のオーディオストリームに対してsubscribeとunsubscribeの操作を繰り返し行うと、リモートユーザーの声が聞こえなくなることがある問題を修正。
詳細は以下リンクをご参照ください。
https://docs.agora.io/en/video-calling/overview/release-notes?platform=web#v4170