お知らせ
WebSDK 3.6.1 以下および 4.0.1 以下をご利用の場合、Chrome で映像配信ができなく可能性があります。以下の内容をご確認の上対応をご検討ください。
問題の詳細
今後リリース予定の Chrome バージョンにて、WebRTCに関する機能の大幅な変更が行われます。これに伴い、一部のWebSDKバージョンにおいては映像音声の疎通ができない状態となり、お客様のサービスへ大きな影響が発生する可能性があります。
本件に関して、ChromeでWebSDKをご利用いただいた際、コンソールログ上に警告(Warning)表示が見られます。この中で、Plan-Bと呼ばれるSDPのサポートが終了(deprecated)するとの記載がございます。Agora Web SDKではこれまでPlan-Bを利用してきましたが、こうしたChromeの動きに合わせ、以下の通り一定のバージョン以降対応を完了しております。ぜひ早期にご確認、ご対応の完了をお願いいたします。
[2021/12/22追記] 影響が発生し始めるChromeバージョンについて詳細情報は公開されていませんが、おそらく2022年にリリースされるバージョン102からではないかと考えられています。
Chrome Platform Status | Feature: [WebRTC] Deprecate and Remove Plan B
影響を受ける可能性のあるSDKバージョン
この問題に関して影響を受ける可能性のあるSDKバージョンは以下の通りです。
- Web SDK 3.x ... 3.6.1以下の全てのバージョン。3.6.2以上にアップデートすることで回避可能です。
- Web SDK 4.x ... 4.0.1以下の全てのバージョン。4.1.0以上にアップデートすることで回避可能です。
対応方法
以下に簡単に状況をまとめておりますので、合わせてご確認ください。
SDK 2.5.0-3.6.1
SDKアップデート:必要
ChannelにJoin後、マイク・カメラの切り替えを行うと映像音声の配信が停止してしまいます。問題の解決のためには、バージョン3.6.2以降の最新SDKへの変更が必要です。
SDK 3.6.2以降
SDKアップデート:不要
こちらのバージョンのSDKについては影響が確認されていないため、現時点で対応は不要となります。
SDK 4.0.0-4.0.1
SDKアップデート:必要
問題の解決のためには、SDKのバージョンを4.1.0以上(最新バージョンを推奨)にアップデートする必要があります。
SDK 4.1.0以降
SDKアップデート:不要
こちらのバージョンのSDKについては影響が確認されていないため、現時点で対応は不要となります。